文化祭や体育祭といった学校行事のために、クラスTシャツを作成する学校が増えてきています。クラスTシャツとはイベント向けに着用するオリジナルのTシャツのことで、開催中は制服や体操着の代わりにそれを着用して活動します。着用できるのはそのイベント期間だけで、それ以降は着用されることはありません。そんなたった一度きりの学校のイベントのために、わざわざオリジナルTシャツを作るのはいったいどうしてなのでしょうか。
その理由の一つとしては、学校生活の思い出作りの一環というのがあります。こういった特別なアイテムを作ることによって強く印象に残るため、その後もなにかと思い出しやすくなるはずです。それによって同窓会や学生時代の友人同士の集まりで、共通の話題で盛り上がることができます。さらに、クラスTシャツを着用することで記念撮影をする際に映える写真が撮れるというのも大きいでしょう。
学校指定のジャージや制服では今一つイベント感に乏しくても、Tシャツ姿なら非日常的でみる方にもワクワク感を与えてくれます。最近はSNSにそういった写真をあげるユーザーもいますが、そういう用途で使う際にも重宝するのは間違いありません。その上で、クラス単位で活動する際のまとまりが良くなるというのもあります。普段は交流の少ないクラスメイト同士でも、Tシャツ作りを通して関わる場面が増えその結果親睦が深めることも可能です。
また団体競技や模擬店といった団体で行動する時も、仲間意識が芽生えて結束力が強まることも考えられます。そんな感じでプラスになる面が多いということで、クラスTシャツを導入している学校が多くなっているのです。